スマホより大きな画面のタブレットは動画視聴には手軽で使いやすいですよね。
shunPはiPhoneユーザーなのでタブレットとしてはiPadを愛用しています。
しかし最近では子供のYouTube専用端末と化しており、扱い方もまぁ酷いものです。
そんなある日のこと、案の定ではありますが、子供にiPadの画面を割られてしまいました。
shunP
そこで今回は画面割れiPhone7を修理した経験を生かして、iPad mini2の画面割れを修理してみました。その時の注意点なんかを記事にしておきたいと思います。
無残に画面が割れたiPad mini2さん
自分での修理を検討している方へ
もっとこうしておけば…と思ったことがあったので「これからやってみようかな」って思っている方は是非参考にしてみてください。
shunP
くまさん
shunP
今回分解していくのはiPadmini2ですが初代miniも同じです。また、mini3はホームボタンが指紋認証となっていますが、ほぼ同じような手順で交換できるので参考にしてくださいね。
iPad miniの修理に必要な物
shunP
交換修理用のタッチパネル
ポチップ
実際に買ったタッチパネルはこちらの商品ではないのですが、在庫切れとなっていたためこちらの商品を紹介しておきます。
選ぶ基準は2~3千円くらいであれば大丈夫かと思います。あまり安すぎる(¥1,000くらいの)は質が良くないです。
タッチパネルはホームボタン付きのモノを買ってくださいね。
分解する為の工具
ポチップ
工具はフロントパネルを購入すると一緒に付属されてくる事が多いです。ただ、結構ちゃちな感じで壊れやすいです。
shunPは工具なしのパネルだったのでiPhone7を修理した時の工具で済ませましたが、心配な方は買っておいた方が良いと思います。
iPhoneやスマホの修理だけでなくパソコンの分解とかにも使えるので、持ってるとなにかと便利かもしれません。
ちなみに買うならギターのピックみたいなのが多いのがおすすめです。理由はiPadは画面が大きく、差し込む箇所が多くなるからです。
ドライヤー
ポチップ
ドライヤーは家にあるものでOKです。なければ髪を乾かす為にも買いましょう。
shunP
くまさん
作業は慎重に!iPad miniを修理してみよう!
それでは作業に取り掛かりましょう!と言いたいところですが、まずは購入したフロントパネルを確認しておきます。
購入したタッチパネルの簡単な紹介
だいぶ大きな箱で届きました。iPad Pro並みに大きいです。
ただ、中身はこんだけです。
フロントパネルはしっかりホームボタン付きです。
今回参考にしたYouTubeのiPad mini修理動画
shunP
これで作業環境はバッチリだ!
【修理手順①】iPad miniをドライヤーで炙(あぶ)る
まず初めに行うのはタッチパネルのベゼル部分の接着剤を溶かしていく作業です。
くまさん
shunP
くまさん
接着剤は超強力!地道に焦らず作業しよう!
この接着剤ですが、iPhone7の分解でも苦戦したポイントでしたがドライヤーで熱したら一発でとれました。
しかし、iPad miniの場合はベゼル幅が太く接着面積も広いです。その為もあってかなり頑丈にくっついているので注意してください。
これホントにとれんのか?!ってくらいピクリともしません。付属のちっこい吸盤じゃ直ぐに外れてしまうのででっかい吸盤があるとGoodです。
【修理手順②】タッチパネルに隙間ができたらピックを差し込む
割れたところを攻めることでなんとか隙間ができました。ピックがなかったので今回はとりあえずピンセットを差し込んでます。
通常はこのまま地道に『ドライヤーで加熱』→『ピッグを差し込む』という手順を繰り返していけばよかったのですが…
闇雲(やみくも)にめちゃくちゃやったもんだから、タッチパネルがバキバキでベゼル部分も粉々になっちゃいました。
くまさん
shunP
くまさん
【修理手順③】タッチパネルのコネクタを本体から切り離す
タッチパネルはこの時点ではまだ本体とコネクタ(デジタイザ)で繋がっています。そして、このコネクタを取り外すには液晶パネルなど外す必要があります。
これより先の手順で外していくネジはとても小さいです。失くさないように注意しましょう!
液晶パネルを外す
液晶パネルは本体の四隅にネジ固定でされています。
ネジを外せば液晶パネルを持ち上げられるようになります。
そしてここでひとつ注意点です。ネジを外す際にこんな感じの小さい絶縁テープがあると思います。
これは最後にタッチパネルを戻すときに同じ位置に貼り付けるので捨てずにとっておきましょう。
ネジ固定部やコネクタの接続端子に絶縁テープを貼っておかないと、タッチパネルの誤作動(ゴーストタッチ)の原因につながります。
液晶パネル下のシールドプレートを外す
液晶パネルをパカっと開くとさらにその下にシールドプレートがあるのでそれも外していきます。
7,8ヶ所くらいネジ止めされているのでネジを無くさないように慎重に作業しましょう。
ネジを全部外すとシールドプレートを取り外します。するとコネクタ部分をようやく分解できるようになります。
コネクタ部分は小さいシールドプレートで固定されており、3つのネジで留まっています。
この時もタッチパネルと液晶パネルはまだ本体とコネクタで繋がっているので、とても作業し辛いので要注意です。
【修理手順④】タッチパネルのコネクタ(デジタイザ)を外して交換→復旧
ここまでくればあと一息です!小さいシールドプレートを外すと『タッチパネル』『バッテリー』『液晶パネル』の3つのコネクタが外せるようになります。
バッテリー交換をこのタイミングでやってもOK
shunP
ポチップ
最初にバッテリーのコネクタを外す
まずはショートすると危ないのでバッテリーのコネクタを最初に外します。
バッテリー交換するならこの時に購入しておいたバッテリーと交換しましょう。
次に液晶パネルのコネクタを外します。するとようやくタッチパネルのコネクタが姿を現します。
タッチパネルのコネクタの絶縁テープは再利用するので、丁寧に剥がしておきましょう。
あとはタッチパネルのコネクタをポチッと外すだけです。
新しいタッチパネルへ交換
ここで満を持して新しいタッチパネルの登場です!
コネクタ部分には絶縁テープ(ちっこいやつ)がないので、剥がしておいた絶縁テープを貼り付けます。
くまさん
新しいタッチパネルと交換!しかしまさかの展開に…!?
shunP
~そのときshunPに電流走る~
※闘牌伝説アカギ 第2話「資質の覚醒」より
くまさん
液晶を破損してしまった原因は最初の作業!
はい、見事に液晶を割ってしまったようです。
超強力の接着剤に苦戦していた時に液晶のことなんて全く気にしてなかったんですよね。
shunP
くまさん
まとめ
shunP
くまさん
反省点は準備不足だったこと
今回の修理の反省点としてはしっかりとした分解工具を用意せずに作業をしてしまったことです。
記事冒頭で紹介した分解工具をしっかりと購入して作業すれば無事に修理できたと思います。
shunP
隙間が出来たら「差し込む」→「ちょっとズラす」→「差し込む」の手順を慎重に行ってくださいね!
液晶パネルの交換については別記事で
なお、最終的には液晶パネルを別途購入しiPad mini2ちゃんは無事に修理することが出来ました。
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みなさんも自分で画面割れを修理する際はくれぐれも液晶パネルに注意して作業してくださいね。
それでは今回はこの辺で。以上、『iPadmini画面割れ修理の注意点まとめ』でした。
交換修理用のタッチパネル
ポチップ
分解する為の工具
ポチップ
ドライヤー
ポチップ
iPad mini用 交換バッテリー “
shunP
ポチップ
自分での修理が無理と思ったら…ネットで緊急修理依頼もあり!
shunP
自分での修理に不安な方は修理業者へ依頼をするのも全然ありです。
今の時代はネットから24時間申し込みが可能です。
【iPhone修理アイサポ】なら「ガラス割れ」「液晶不良」等なんでも相談できて、即日受け取りも可能です。
もちろんデータもそのままで修理完了後すぐ使えます。
保険について考えよう!
転ばぬ先の杖として、スマホの修理保険をかけている方も多いと思います。月額にして500円くらいでしょうか?
その中でもAppleではAppleCareと言う保証が用意されています。
加入すれば保証が2年間へ延長&修理代の負担金軽減などの保証を受けられます。
が、AppleCareの保険料は高いです。本体の20%弱くらい掛かるので掛け捨てになると超もったいない気もします。
最近ではスマホ・タブレットにもネット保険がある
くまさん
shunP
モバイル保険と言うネット保険だと、月額700円で最大10万円まで補償してくれます。
またこの保険ですが最大の特徴はスマホにプラスしてWi-Fiに接続できる機器であれば2台まで登録可能なんです。
- 『iPhone13』+『iPad』&『Apple Watch』
- 『GalaxyS21』+『FireHD10』&『Bluetoothイヤホン』
- 『Xperia5 II』+『Nintendo Switch』&『デジカメ』
といった感じでスマホ+Wi-Fi機器2台の計3台を破損、水没、盗難から補償してくれます。また、補償となるスマホなどはいつでも変更可能です。機種変して新しいスマホになっても継続して補償してくれます。
自分で直す?修理業者(保険)で直す?
スマホ・タブレットを自分で修理すれば費用を安く済ませられます。ですがその代わり手間は掛かります。
保険の場合は手間は掛かりませんが、壊れることなく使えたら保険料は掛け捨てになりもったいないですよね。
スマホ・タブレットが壊れた際にどう備えるのかを今一度考えて貰えればと思います。
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